古代 大学受験 日本史 旧石器時代

【はじまりの時代】旧石器時代

 

日本史という名の日本人の日記。

その始まりを見ていこう。

 

旧石器時代は歴史ではない!?

教科書通りに勉強を進めるなら、まずこの時代から。

でも、いきなりなんやねん、旧石器時代って…。

わかるよ? “平安時代”とか“鎌倉時代”とか時代っぽいもんね。

旧石器やもん、時代に石器って入ってるもん。

 

さらに厄介なのが、

「日本史」って、日本の歴史って意味なのはわかるね?

じゃあその「歴史」ってなんのことやろう。

 

【超重要】日本史は流れで憶える!で説明している通り、

要は日記。

つまり、歴史を研究する『歴史学』って学問は、

色んな所で見つかった各時代の “日記” から読み取る学問なわけ。

 

あれ、日記?

いやそもそも文字ってそんな昔からあったっけ…?

 

そう。もちろん存在しない。

旧石器時代から発掘されるのは主に石と骨。

 

え!! じゃあ、歴史やないやん!!

 

それじゃあ何なのか。

“日記”、学問上は文献っていうんやけど、

それが見つかるまでの古い時代を解き明かす学問のことを,

『考古学』って言います。

テレビとかでよく“考古学者”の先生が出てたりするよね。

 

“歴史学者”との違いは、

発掘された石や骨、住居の跡とかを見て研究するか、

文献を見て研究するか、

の違い。

 

つまり、「旧石器時代」ってのは考古学での時代の呼び方。

 

なんでそんなん、日本史のテストで聞かれなあかんの…

 

まあそう落ち込まずに。

専門の考古学ほどは詳しくは触れへんけど、

この時代を理解しておくと、その後に流れができる。

 

突然、“卑弥呼が現れた!”では、やっぱり流れがないやん?

 

このブログは、日本史を流れで解説していくブログやから、

旧石器時代のさわり、ほんの流れだけでも理解しほしい。

 

地質学的には更新世

 

おいおい、流れって言ったのに、なんや更新世って…

とりあえず下の表を見てほしい。

約2300万年前~約500万年前~約250万年前~約1万年前~
中新世鮮新世更新世完新世

地質年代はざっくりこんな感じ。

 

地質年代っていうのは、

さっきも言った通り、この時代に言葉で残された資料はない。

やから、地面の中から過去を調べましょうってことで、

その地面の中から見つかったもので区分した年代。

 

たとえば、恐竜がいたとされる、『ジュラ紀』とかね。

当然、恐竜には文字は書けないよね。

 

やから、発掘された骨とかフンから年代を区分しましょうって話。

 

考古学やら、地質年代やら、ごちゃごちゃになりそうやけど、

下の対照表で整理してほしい。

年代約2300万年前~約500万年前~約250万年前~約1万年前~
地質年代中新世鮮新世更新世完新世
考古学区分旧石器時代新石器時代
備考人類登場!!氷河期突入縄文時代

こんな感じで、まずは憶えなくてもいいから、

とりあえず、整理して流れをつかむことだけを考えてほしい。

 

そして受験日本史で触れるのは鮮新世から。

鮮新世に人類が現れた。

ぼくらの果てしなく遠いご先祖様やね。

 

ほんで、だいぶすっ飛ばして、

更新世は氷河期とも呼ばれて、

氷の時期と、ちょっと暖かくなる間氷期を繰り返した。

 

その氷の時期に、海の水が氷になって、

海水面が低くなり、日本列島と大陸が地続きになっていた。

 

そのおかげで、

北からはマンモスやら、

 

ヘラジカやら、

 

南からはナウマンゾウやら、

(マンモスの色を変えただけ)

 

オオツノジカやら、

(ヘラジカの角を変えただけ)

 

色んな生き物が大陸から渡ってきた。

 

ヘラジカとオオツノジカの違いは… 角… かな?

まあ、オオツノジカっていうくらいやから、

角がとてつもなくデカいんやね。

栄養を角に持っていかれすぎて、絶滅したって話があるくらい。

 

全然関係ないけど、オオツノジカの学名は『Megaloceros giganteus』。

“ギガンテウス”ってかっこよくない?

ギガンテウスやで?

中二心がくすぐられへん?

 

まあ、余談は置いといて。

 

ちなみに、イメージがつきにくい人は、

映画『アイス・エイジ』を見てみるといい。

 

勉強はなにより『イメージ』が大事。

分らないときは、アニメやら、マンガやら、映画なんかを

うまく利用してイメージをつかむ方が、

椅子に座って先生の眠たい授業を聞いているよりも、はるかに効率がいい。

 

でも、試験で聞かれるのは、

マンモスやサーベルタイガーの視点ではなくて、人間の視点やから、

次の章から旧石器時代を人間目線で見ていく。

 

旧石器時代は打製石器の時代!

 

では、旧石器時代はどんな時代か。

 

読んで字のごとく、旧い(ふるい)石器の時代。

『磨製石器』よりも旧い、『打製石器』が用いられた時代ってこと。

 

流れで憶える言うてたのに、また単語ばっかり… 

 

ごめんごめん。

でもここで理解してほしいのは、

旧石器時代が受験日本史で扱う一番旧い時代であるってことだけ。

一番旧い時代やから、本によっては「原始時代」なんて呼ぶものもある。

 

はい、ここで『打製』やら『磨製』やら、どっちがどっちかわからん!ってあなた。

そんなあるあるを解消する、一番手っ取り早い方法があります!

 

それはね、うん、石器を作ってみてください。

 

目の前に石が2つあります。
石器を作るにはどうすればいいでしょう。

 

答えは簡単。

2つの石を打ち合わせればいい。

 

はい、『打製石器』のできあがり~!!

 

………。

 

まあ、そんな時代ですよ。

ということで、

旧石器時代はそんな“超単純”な打製石器が使われた、一番旧い時代ってことです。

 

旧石器時代=先土器時代

 

ところで、旧石器時代にはもう一つ呼び名がある。

それが『先土器時代』。

あぁ~もぉ~単語ばっかで訳が分からん。

 

でも、これもいたってシンプル。

ちょっと漢文要素が入るけど、“土器”に“先んずる”時代。

土器が現れる前の時代って意味。

それで先土器時代。

当然、土器はない。

 

詳しくは別記事になるけど、
土器が作られた最初の時代は、縄文時代。

その縄文時代に“先んずる”、もっとも旧い時代やから、先土器時代。

 

つまり、旧石器時代が最古の時代。最強。(語彙力)

 

旧石器時代の石器の種類

 

ところで、『打製石器』と一言で言ったものの、その中にも種類がある。

 

さすがに生活の全ての作業を、一つの石だけでこなすことは難しいからね。

(いや、それができたらむしろ、現代人より知能レベル高いやん。)

 

ここで大事になってくるのが、

当時の人間がどんな生活を送っていたか、ということ。

 

さっきも言った通り、旧石器時代は最古の時代。

原始人って聞いて何を思い浮かべる?

こんなんとか

 

こんなんとか

 

 

そう! それ!!

 

まさにウホッウホッみたいな時代やから、もうね、狩り。

マンモスやらシカやら何やらかんやらを狩りまくって生きてたわけね。

 

ところで、あなたが狩りをするってなったら何が必要になる?

もちろん、猟銃なんて便利な道具はございません。

 

原始人たちはまず、グーパンするための石器を作る。

実際はグーパン以外にも、

これ1種類で、全てとはいかないまでも、

色んなことに使ってたみたいやから、

万能石器って感じ。

原始人、意外とスゲェ…

日本史では、これを『握槌(ハンドアックス)』と呼ぶ。

でも、動物を毎回グーパンするのはちょっとハードモード。

 

やから、彼らは石のナイフを作った。

日本史では、これを『石刃(ブレイド)』と呼ぶ。

でもまた問題が起きた。

 

ナイフでマンモス…

まあ、ジャンプヒーローなら余裕かな…?

 

そこで、彼らは距離をとって戦える武器を作った。

槍だ。

槍といっても、木の先端に『尖頭器』って石を結んだだけの簡易的なもの。

まあ尖頭器の形は、石刃とそんなに変わらんし、イラストは省略。

 

旧石器時代の末期には、『細石器(マイクロリス)』っていう、

小さな石の刃を、木に溝を作ってそこにはめ込んだ武器が作られた。

こんな感じで細かい石を、木の槍の先端の溝にはめ込んだ。

投げ槍とかに使ったらしい。

でも日本列島ではあんまり使われていなかったみたい。

 

そうやって、おそらくは必要に迫られて、

「石を打ち合わせて石器作ったぜ!」

→「グーパン、ムリゲー。肉、切りづらい…」

→「石のナイフを作ったぜ!」

→「ナイフで戦うの怖ぇ…」

→「槍を作ったぜ!」

→「マンモスでかいな~怖いな~。もっと強い武器ほしいな~。」「石器壊れたら一から作り直すのめんどいな~。はめ込むだけにしたいな~。」

→「細石器を木にはめ込めばいいやん!しかも貫通力上がった!」

ってな感じで、徐々に石器を進化させていった。

 

旧石器時代から縄文時代へ

 

今の日本列島の形は、

旧石器時代が末期になるにつれて、

気候が温暖になったことで、

海面が上昇し、形成されていった。

 

そして完新世を迎える。

いよいよ、縄文時代。

 

まとめ

 

ってな感じで、あなたが旧石器時代人、つまり原始人になったつもりで考えたら、

使われた石器の種類やら、当時生息してた生物やらは、

そんなに苦労せんでも憶えられる。(たぶん)

 

何よりも大事なのは、

無理に単語を頭に叩き込もうとせず、

まずは時代の流れを理解して、

その時代の人になりきること。

 

何が必要で、なぜそうなったのかを、

自分の身に置き換えて想像すること。

 

『○○人骨』とか、『ネアンだれそれさん』とかは、

流れを理解してから憶えても遅くはない。

 

それにこんな果てしない昔の話やから、

発掘されたものも、捏造事件やら何やらかんやら、

色々あって、実際憶えなきゃいけないことは大した量じゃない。

 

しいて言えば、

群馬県の『岩宿遺跡』から打製石器を発掘して、

旧石器時代の存在を明らかにした『相沢忠洋』先生かな。

それと、その岩宿遺跡が『関東ローム層』って地層から発見されたってことくらい。

 

あとは流れとイメージがつかめていれば、

憶えようとしなくても頭に入ってくる。はず。

 

いやむしろ、流れを理解せずに無理に暗記しようとするから覚えられないし、

本番で思い出せない。

何度も繰り返してくどいようだが、

まずは細かいことは気にせずに、流れを理解しよう。

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